職域接種 残念ながら中止へ「ワクチンが来ない」せいで

北見事務所は、顧客を集めて職域接種を行うべく予定していましたが、中止を決めました。その理由は「ワクチンが来る見込みが立たない」せいです。

経緯を記します。

6月10日(木)
北見昌朗は職域接種を行うことを決意した。

6月11日(金)
厚労省の本省の窓口に何度も電話したが、通じず。
医師派遣する会社に電話でオーダーを入れた。
看護師派遣会社に電話でオーダーを入れた。
事務所内でプロジェクトチームが発足し、具体的なプラン作りを始めた。
顧客にお願いして東別院のビルを無償で貸していただくことになった。

6月13日(日)
特設サイトを完成した。https://tingin.jp/vaccination/

6月14日(月)
顧客の経営者夫人で医師でもあるお方にお会いして協力をお願いした。
顧客でもある病院の院長に後方支援をお願いして協力をお願いした。
必要な備品類を洗い出す。

6月15日(火)
医師派遣会社を訪問して、正式に依頼した。
看護師派遣会社を訪問して、正式に依頼した。

6月16日(水)
厚労省の窓口に申請へ(1回目)。接種開始希望日は6月28日。
その日の夕方、厚労省から電話あり。「6月28日からは無理。7月以降で」という内容だった。

6月17日(木)
厚労省の窓口に申請へ(内容を変えて、2回目)。
中日新聞に記事が掲載される。『中小をまとめ職場接種 千人要件達成へ』

6月18日(金)
「ワクチンがいつ来るのか?」と問い合わせるが、電話は通じず、メールで質問しても返ってこず。

6月21日(月)
「おい、厚労省から連絡があったか?」
「いいえ」
「電話してみろ」
「つながりません」
「メールしてみろ」
「今日もメールしてあります」

6月22日(火)
まだ返事が来ない。

6月23日(水)
まだ返事が来ない。

6月24日(木)
まだ返事が来ない。
医師および看護師の派遣をキャンセルするべきか悩む。

6月25日(金)
厚労省からの返事を毎日待ち続けた。本日、ようやく初の返事が来た。以下がそれ。

北見昌朗は、怒りを抑えきれないまま中止を決意。

職域接種実施希望の企業等の皆様
(7月5日週及び12日週の接種開始をご希望で、確認の御連絡が届いていない皆様に御連絡しています)

申請受付番号:2021-06-17-044376

昨日、河野大臣の会見でご説明があったとおり、現在、モデルナ社ワクチンを使用する職域接種や自治体の大規模接種に対して非常に多くの申請をいただいております。
モデルナ社のワクチンは9月末までに順次供給を受けることとなっており、供給のペースに合わせて計画的に出荷していく必要があるところ、現在予定している大規模接種と職域接種の希望配送量を積み上げると、ワクチンの毎週の出荷可能量を超える事態も想定されます。
貴重なワクチンを無駄にしないためにも、既にいただいた個々の申請内容を精査し、接種に必要な量をしっかり把握した上で、今後のワクチンの供給と出荷の見込みを立てていくこととしております。
現在、皆様には、7月5日週又は12日週の接種開始をご希望いただいておりますが、すぐには確認ができない状況となっており、少なくともご希望の週の接種開始は困難となっております。
現時点で、いつ確認できるかの時期を申し上げるのは困難ですが、今後、申請内容の精査を進め、改めて御連絡いたします。
御迷惑をおかけいたしますが、御理解・御協力をいただきますよう、お願いいたします。
なお、もし申請の取下げ及び接種人数の変更(減少)を希望される場合には、御連絡いただきますようお願いいたします。

【連絡先】
申請の取下げ及び接種人数の変更を希望される場合
職域接種:syokuiki@mhlw.go.jp