<コラム> 社労士事務所の業績向上の秘訣!
- 社労士事務所の経営10ヵ条
- 将来勇退する時の着地点(自己資本額)を決めてから走る
- 「月極」という最大のメリットを享受したビジネスモデルにする
- 「賃金コンサルを売り物にした社労士事務所」であること
- 「投資」と「経費」を区分して、積極投資する
- 「客層」「地域」「業種」「規模」を特化した商品開発に努める
- 職員に負荷をかけずに1人あたり売上を伸ばす
- 売上ではなく粗利益を重視して基本料金を決める
- 利益還元に努めて職員との一体感を大事にする
- 所長でなくても新規営業ができるようにする
- 後継者を作り次代に続く経営にする
(北見昌朗 平成26年作成)
北見昌朗は平成9年に初の出版をしました。『中小企業の賃金管理 これだけは知っておきたい』(東洋経済新報社)です。その頃の想いを話しています。この出版のおかげで、我が人生の恩師である遠山昌夫先生から遠山賞を授与されました。北見昌朗にとっては、忘れられない想い出です。
北見昌朗は『織田信長の経営塾』(講談社)を平成15年に発売しました。これを機に歴史モノを書くようになりました。その経緯を話しています。「我が人生を変えた1冊でした」
童門冬二氏が絶賛! 北見昌朗は『豊臣秀吉に学ぶ経営』を著して、童門冬二氏から推薦状を書いていただきました。
「社労士事務所は儲からない」と嘆くことなかれ
社労士事務所の多くは、あまり儲かっていないと推察します。
貧乏暇なしと言いますか、多忙なだけで、実入りがないというのが実情ではないでしょうか?
そこで「社労士事務所は儲からない」と自分で頭から決めつけて、諦めて溜息をついている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、北見昌朗は「そんなことはない」と申し上げたいです。何でもやり方次第ですから。
社労士事務所は、ウマミのある“足し算の商売”
北見昌朗自身は、社労士は社会的に大変意義のある仕事であり、また、ビジネスとしても価値があるものだと実感しています。
社労士の商売の良いところは“足し算”であるところです。
1たす1は2でしょ。当たり前です。でも、世の多くの商売は、そうではないのです。
1の次は0になるビジネスが多いわけです。
この足し算の商売は、大きなウマミです。なぜなら単純に足せば良いのですから。
だって、「1+1+1+」と足せば10にもなるし、100にもなるではないですか?
経営は「客単価×客数」で決まる
社労士は足し算の商売であるとは言っても、問題はその中味です。
仮に年間で10軒の新規受注をするとします。月額5000円のところが10軒あれば、月間5万円になります。月額5万円のところが10軒あれば、月額50万円になります。
みなさんは、5万円が欲しいか? 50万円が欲しいかと言われれば、どちらが欲しいですか? もちろん50万円ですね。
ところが世の大半の社労士は、この50万円を取ろうとしないのです。これがすべての誤りの原因です。
客単価の高い顧客を獲得できるようになろう!
そこで問題は、どうやって客単価の高い顧客を獲得するかです。
それが実現できるか否かは提案力で決まります。レベルの高い経営者は、レベルの高い提案を求めますから。
その提案力を左右するのは、賃金コンサルティングです。労務管理とは、賃金のことであると断言しても良いですから。
だから賃金の助言ができない人は、労務コンサルタントになり得ません。
- 社労士ビジネスのメリット
- 自分で商品を作り自分で売る(製造直販)
- どこにでも売れる(特定多数の顧客)
- 月極めの料金(安定性)
- 資本の論理にならない(規模は関係なし)
- 倒産しない