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家族手当を「子供手当」に変更を!

家族手当見直し 配偶者控除拡大に伴う緊急アンケート家族手当見直し 配偶者控除拡大に伴う緊急アンケート

配偶者控除拡大「103万円から130万円へ」
チョビッと伸びそうなパートの勤務時間

家族手当「130万円の壁」配偶者控除拡大で変わるパートの働き方

配偶者控除が拡大されることで、今後、パートの働き方は、以下のように変わることが予想されます。

これからのパートの働き方

「税法上の扶養家族でいたいし」(拡大へ)

「健康保険の扶養家族でいたいし」(130万円)

「夫の家族手当も欲しいし」(130万円)

「パートの勤務先で社会保険に加入したくない」

1日5時間50分勤務 × 月間20日 × 12ヵ月 × 時給900円
= 年収126万円

つまり「50分間延長」になる!

北見昌朗は、短時間パートが稼ぎたい年収は、配偶者控除拡大によって、これまでの「103万円」から「130万円」に変わると予測しています。その理由は、いろいろな壁があるからです。その壁について、数字をあげながら解説します。

壁その① 「4分の3の壁」とは?~社会保険の加入要件は原則

平成28年10月の法改正にて、パートタイマー(短時間労働者)への保険適用が拡大されました。これまでのパートの条件は、「週の所定労働時間が正社員のおおむね4分の3以上」。この基準が明確になりました。

被保険者資格取得の基準変更

被保険者資格取得の基準(4分の3)が明確になります。

改正前 改正後
(a)1日または1週の所定労働時間および1月の所定労働日数がおおむね4分の3以上 (a)1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が4分の3以上
(b)被保険者として取り扱うことが適当な場合は、総合的に勘案し、被保険者の適用を判断すること (b)廃止

「4分の3の壁」の年収はいくら?

仮に1日5時間勤務、月間20日勤務で、1年働くと、年収はいくらになるでしょう。

     
  • 時給850円の場合 = 102万円
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  • 時給900円の場合 = 108万円
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  • 時給950円の場合 = 114万円
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  • 時給1000円の場合= 120万円