家族手当を「子供手当」に変更を!
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離婚後の養育費はいくらが相場か?
離婚後の養育費はいくらが相場なのでしょうか?
離婚した人の収入、子供の人数・年齢、離婚した夫婦の経済状況により異なるので一概には言えませんが、これらを考慮し、おおよその相場をまとめた「養育費算定表」があります。
ちなみに、義務者(養育費を支払う人)である元夫の年収が500万円権利者(親権がある人)である元妻の年収が250万円で、子供2人(中学1年生と小学5年生)がいる場合、月に4~6万円です。
参考:サイト「養育費算定表に基づいた計算機」
また、司法統計によると月に2~4万円の支払いの取り決めが一番のボリュームゾーンになっています。
司法統計:42 子の監護事件のうち、認容・調停成立の内容が
養育費扶養料の支払いの取り決めあり(父が支払い者)
一方、決められた養育費を払っていない男性は6割ほどいます(平成23年度 全国母子世帯等調査結果報告「養育費の状況」より)。
母子家庭、父子家庭の貧困化は進んでいるのか?
平成23年度 全国母子世帯等調査結果報告によると、1人親世帯の年間収入(平成22年)は以下のようになっています。
- 母子家庭の母自身の平均年間収入・・・・223万円
- 父子家庭の父自身の平均年間収入・・・・380万円
また、母子家庭における母の就業形態はアルバイト、パート、派遣で52.1%を占めています。
現在、全国に母子家庭が123万世帯、父子家庭が22万世帯あると言われています。そういうなかで、子供が学校に行けないなどといったことが広まることは日本にとって由々しき事態であると考えます。
会社の役割には社会安定、雇用安定があります。ですから、子供手当を払えるような経営を実現していただきたいものです。
こうした手当は会社にとって負担であるとも言えます。しかし、中小企業が日本社会に貢献するという意味からも、子供手当の採用を提案します。