家族手当を「子供手当」に変更を!
- 「家族手当」を「子供手当」と呼び直す
- 北見昌朗が提案する子供手当
- 子供手当の規程案
- 属人的賃金は“合計額”でチェック
- 「家族手当を支給する会社」が減っている
- トヨタ自動車の家族手当見直し
- 未婚率・離婚率はどれだけ上がっているか?
- 離婚後の養育費はいくらが相場か?
- 子供手当を支給した場合、公的手当に影響は?
- 配偶者手当は古い? 変わる職場や家族
- <変わる主婦の働き方> 廃止相次ぐ配偶者手当
- 「配偶者控除」の廃止で考えられる「女性の働き方の変化」と「会社の対応法」
- 配偶者控除が無くなる日(PRESIDENT Online掲載)
- 配偶者控除拡大「103万円から130万円へ」チョビッと伸びそうなパートの勤務時間
- 家族手当に「103万円の壁」 これまでのパートの働き方
- 家族手当「130万円の壁」 これからのパートの働き方とは(このページ)
- 家族手当支給基準「106万円(月額8.8万円)の壁」とは
- 健康保険の被扶養者の壁(130万円)
- 「配偶者控除」拡大で注目される「家族手当」の見直し(家族手当調査結果)
- <中日新聞掲載>家族手当見直し広がる
- 名古屋商工会議所会報誌『那古野』掲載より
配偶者控除拡大「103万円から130万円へ」
チョビッと伸びそうなパートの勤務時間
家族手当「130万円の壁」配偶者控除拡大で変わるパートの働き方
配偶者控除が拡大されることで、今後、パートの働き方は、以下のように変わることが予想されます。
「税法上の扶養家族でいたいし」(拡大へ)
「健康保険の扶養家族でいたいし」(130万円)
「夫の家族手当も欲しいし」(130万円)
「パートの勤務先で社会保険に加入したくない」
1日5時間50分勤務 × 月間20日 × 12ヵ月 × 時給900円
= 年収126万円
つまり「50分間延長」になる!
北見昌朗は、短時間パートが稼ぎたい年収は、配偶者控除拡大によって、これまでの「103万円」から「130万円」に変わると予測しています。その理由は、いろいろな壁があるからです。その壁について、数字をあげながら解説します。
壁その① 「4分の3の壁」とは?~社会保険の加入要件は原則
平成28年10月の法改正にて、パートタイマー(短時間労働者)への保険適用が拡大されました。これまでのパートの条件は、「週の所定労働時間が正社員のおおむね4分の3以上」。この基準が明確になりました。
被保険者資格取得の基準変更
被保険者資格取得の基準(4分の3)が明確になります。
改正前 | 改正後 |
---|---|
(a)1日または1週の所定労働時間および1月の所定労働日数がおおむね4分の3以上 | (a)1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が4分の3以上 |
(b)被保険者として取り扱うことが適当な場合は、総合的に勘案し、被保険者の適用を判断すること | (b)廃止 |
「4分の3の壁」の年収はいくら?
仮に1日5時間勤務、月間20日勤務で、1年働くと、年収はいくらになるでしょう。
- 時給850円の場合 = 102万円
- 時給900円の場合 = 108万円
- 時給950円の場合 = 114万円
- 時給1000円の場合= 120万円